*ピピポンて?*

月はいつも地球に同じ側を向けています。私たちから見えない月の裏側ですが、 そこにはちいさなロボットの「ピピポン」と仲間たちが住んでいます。


ものがたりの舞台は、月の裏側にあるクレーター。

以前は人とロボットが一緒に暮らしていましたが、人が去った今では、ロボットも人のことを忘れ、自分たちだけで力をあわせて生活しています。

ある日、古びた廃虚《変わった乗物》の設計図を見つけたピピポン。

運転席のところには、なぜかピピポンの絵も描かれていました。


「どうしてボクの絵まで一緒に描いてあるんだろう?」

不思議に思ったピピポンは、 その謎を解くために
     「むずかしい設計図だけど、自分でつくってみよう!」
と決心!

その日からものづくりと発明の一歩を踏み出します!!


…とは言っても、機械のことはよくわからないピピポン。
本を(読めないけど)読んでみたり、計算を(間違えちゃうけど)してみたり…。

試行錯誤と失敗をくりかえしながら、 次第に物作りが得意になっていきます。

やがて仲良しの友だちのために便利なものをつくったりと、特技を発揮。

あいかわらず失敗も多いけど、工夫して助けあって、みんなの生活が
もっと楽しくなったらいいな!と思ってます。


…そしていつか、設計図と同じ乗物……つくれるかな?


 

メッセージ

ピピポンの世界にいるロボットたちは、カタチも性格もみんな様々です。
もちろんひとりでできることも限られます。
でも、それぞれ誰かのために協力しあって仲良くやっています。

それぞれが得意なことで協力しあえば、私たちの生活はもっとしあわせに
豊かになっていく…。
もしかすると、未来を創っていくって、そういうことかもしれないです。

今できることを一生懸命考えて、そしてみんなで力を出しあえば、
きっとどんなことだってできる。
…ピピポンもそう信じてます。

子どもたちが月を見上げたとき
「見えないけれど月にはピピポンがいて、未来に向かってがんばっているかもしれない」と思ってほしいのです。



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